竹を加工して作る物にはどのような物があるでしょうか?
たくさんありますが、一部を紹介していきます。
①竹を潰して加工
1.竹紙
竹繊維を煮た物を潰して乾燥させて作ります。中越パルプ工業株式会社の川内工場が有名です。
2.バイオマス燃料
竹を燃料として発電するバイオマス発電設備に利用されています。徳島県の藤崎電機株式会社が有名です。
3.竹パウダー
竹を粉状に砕いた物です。園芸用、飼料用、コンポスト用として使用されています。
②竹を焼いて加工
1.竹炭
竹を窯で焼いて炭化した物です。物質の吸着力に優れ、主に脱臭や調湿などに使用されています。
2.竹酢液
竹炭を焼く過程で出る煙を冷やして出る液体を採取した物です。様々な有成分が含まれ、主に浴用や園芸用として使用されています。
③竹を割って加工
1.竹細工
昔からの伝統的な竹の加工品です。
竹かご、竹ざる、味噌こし、盛り皿、竹筒、和傘、団扇などです。
2.和竿
川で魚を釣る時に使用する釣竿です。竹は弾力性に富み、魚を釣るには適しています。
3.竹串
魚などを食べる時に刺す串です。
4.鳥かご、虫かご
鳥や虫を入れるかごですが、昔から鳥や虫を傷つけないために丸い竹ひごを使用しています。
5.竹ぼうき
竹で作られたほうきです。昔から庭を掃くのに使用されていて、現在も良く見かける加工品です。
6.芝串(目串)
斜面に芝を張る時に、芝が滑らない様に止める竹製の串です。
7.青竹踏み
足で踏んで足のツボを刺激する健康器具として使用されています。
④住空間用として加工
1.竹垣
竹を適度に切り、垣根として加工した物です。庭に安らぎと落ち着きを与えてくれます。
2.簾
暑い夏の日よけとして、風通しも良く、見てるだけで涼しくなります。
3.ししおどし
竹を斜め切りにし、竹の中央に設置した竹筒を中心に自然に入る水の重さをてこの原理を利用した物です。竹が跳ね返ったときに石にぶつかった音を昔はシカやイノシシを追い払うために利用していました。
4.天井、壁、床材
竹は、天井や壁や床にも利用されています。落ち着きのある空間と、竹の持つ脱臭性や抗菌性を兼ねて利用されています。
⑤衣類として加工
竹繊維を利用し、抗菌性、脱臭性、UVカットに優れた衣類として加工しています。
⑥行事・祭事用として加工
1.門松
正月に玄関先に飾る物で、斜め切りにした竹と松の木の葉を使用して、わらで囲った土台の上に装飾した物です。
2.鯉のぼりの竹竿
5月5日の端午の節句に鯉のぼり用の柱として使用されています。
3.七夕の笹
7月7日の夜に、願い事を書いた短冊や飾りを笹の葉に吊るします。
と言う様に、竹を加工して作られる物はたくさんありますが、ここに記載していない物もまだまだあります。
竹は昔から身近な物として利用され、今もまだ人々の間で愛され続けています。
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