竹パウダー(竹粉)の効果と使い方

竹パウダー3 竹パウダー1

世の中に【竹パウダー(竹粉)】と言う物があるのを皆さんご存知でしょうか?

ほとんどの方が見たことも聞いたことも無いと思います。

農業をされている方でしたら、もしかすると知っているかと思います。

では、この竹パウダーと言う物がどのような物であるのか説明していきたいと思います。

目次

竹パウダー(竹粉)とは?

竹パウダーの作り方

竹パウダー=竹の粉

なのですが、その名の通りで成長した竹を、竹パウダー製造機を使って粉末化したものです。

ただ粉末にするだけでは無く、粉末にして密封し、嫌気状態にして自然発酵させます。

そうすると、もともと竹に含まれる乳酸菌が増殖して行きます。

そうして作られた物が、【竹パウダー】とか【竹粉】あるいは【乳酸発酵竹粉】と呼ばれております。

乳酸菌が多く含まれる!

発酵の方法はそれぞれ製造しているところで違うと思いますが、増殖された乳酸菌の数が多いことが、竹パウダーの持つ一番の特長だと言えます。

竹パウダーは乳酸菌の数が非常に多いのが特徴です。安定はしておりませんが、1グラム当たり1億~50億個前後が平均では無いかと思われます。それでも途方の無い数です。

荒れた放置竹林の侵入が環境問題になっていることから、竹をもっと有効活用出来ないものかと考え出された物の一つがこの竹パウダーです。

ですので、竹パウダーは放置竹林の増加と言った環境問題を逆に利用した、環境に優しいECO(エコ)な産物であると言えます。

竹パウダーの使い方

では、竹パウダーが一体何にどうやって使われているのか?と言いますと、現在では主に【農業分野での使用】と【生活分野で生ゴミの消臭用・コンポスト用】に使用されています。

使用法では大きく分けると次の4通りです。

①園芸用土壌改良資材として

②畜産(牛、豚、鶏)用飼料として

③家畜の排泄物の脱臭、堆肥発酵促進用として

④生ゴミ消臭・コンポスト用として

これから、この4つの分野でもっと掘り下げて見ていくことにします。

園芸用土壌改良資材として

竹パウダー2 竹パウダー+竹炭粉1

土壌改良資材とは?

その名の通り土壌を改良する資材ですが、田んぼや畑の土壌そのもの(保水性、保温性、通気性など)や土壌の微生物性を改良して作物の生育に良い環境を作り出すことを目的とした資材です。それって肥料?と思われがちですが、異なった性質を持った別の物です。

竹パウダーの効果とは?

土壌の微生物性改善

竹パウダーで土壌がどのように改良されるのか?と言いますと、その答えは土壌の中にたくさん生息している微生物にあります。土壌の微生物性を改善するのが竹パウダーです。

作物の生育に微生物の働きは欠かせません。特に有用微生物群(腐植性細菌、糸状菌、窒素固定菌、乳酸菌など)と言われるものが土壌中の有機物を分解し、作物に必要な養分(アミノ酸、ビタミン類、核酸類など)を生産する働きがあると言われております。多種多様な有用微生物が生息していないと、土壌中の有害菌が増殖し、作物が育たなくなってしまいます。また、連作障害の原因の一つにもなってしまいます。作物の生育に良い土壌とは、多種多様な有用微生物が生息し、有機物の腐植が多く肥沃な土壌です。

乳酸菌プラス多孔質!

竹多孔質

では、竹パウダーがどのように土壌の微生物性を改善するのか?

それは、竹パウダーが持つ【乳酸菌プラス多孔質】が土壌の微生物たちに働きます。

世間一般に乳酸菌は善玉菌であり悪玉菌を減らす働きが有ると言われておりますが、土壌に対しても同じ働きです。土壌中の有害菌(悪玉菌)を抑制する働きをします。有害菌が抑制されることで有用微生物群が増殖し、作物の生育が良くなります。

それだけでは無く、竹そのものが多孔質であることも土壌に働きます。

竹の多孔質が有用微生物の住処となり、増殖基材になるのです。

乳酸菌プラス多孔質が土壌の有害菌を抑制しながら、有用微生物を増殖して行きます。

竹パウダーが土壌改良資材であるのはこう言った理由があるのです。

竹パウダーを使用した方々の感想

竹パウダーを園芸用に使用した方々の感想や言葉は次の通りです。

1.とにかく作物が病気をしない。

2.作物の甘みがアップした。

3.作物の生育が良くなった。

4.作物の根付きが良くなった。

5.美味しい野菜が育つようになった。

6.収穫量が増加した。

7.作物の生育が早くなった。

8.丈夫な野菜が育つようになった。

9.葉の色付きが良い野菜が育つようになった。

10.減農薬につながった。

11.有機農業を目指すのにも良い。

12.土壌がしっかりして来て、堆肥や肥料の量が減った。

13.連作障害が減った。

などなどあります。

使用方法

1.田んぼ・畑・花壇で使用

竹パウダーを土壌改良材として使用する場合の標準的な使用量は1a当たり5kg~10kgを土中に鋤き込みます。

この際、竹パウダーを土の上に撒いたらすぐに鋤き込む様にしましょう。十分に土と混和しないと効果が発揮出来ませんのでご注意ください。堆肥や肥料などと一緒に鋤き込んでも大丈夫です。

また、竹パウダーの乳酸菌は通性嫌気性菌(酸素があっても無くても生きられる)ですが、なるべく空気(酸素)と触れ合わない様にした方が良いと言われております。

竹炭竹酢液との併用で、より効果的となります。

2.鉢・プランターでの使用

鉢やプランターの土、堆肥、肥料など全体の量に対して3%程度混ぜ合わせます。

竹パウダーの販売

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畜産飼料用として

孟宗ヨーグルト1 孟宗ヨーグルト2

竹パウダーが畜産飼料に?

竹を家畜に食べさせる?と言うとピンと来ない気がしますし、大丈夫なの?と思われがちです。

しかしながら、人間も軟らかい筍(タケノコ)を食べますし、動物のパンダは笹の葉を主食としています。

竹は食べることが出来るのです。

竹の針状繊維が危ない!

でも成長した竹は硬いのでそのままでは動物は食べることは出来ません。

では、微粉末状にした竹パウダーなら食べることが出来るのでは?

それも問題があり、竹の針状繊維が動物の内臓を傷付けてしまいます。安全とは言えません。

そこで、竹を針状繊維が無いように微粉末状に粉砕して飼料として開発することに世界で初めて成功したのが、静岡県の丸大鉄工株式会社が開発した孟宗ヨーグルトと言う竹パウダーです。

孟宗ヨーグルトとは?

孟宗竹を竹の針状繊維が無いように微粉末状に粉砕することが出来る

竹パウダー製造機【PANDA】(=丸大鉄工株式会社開発)

を使用して製造された竹パウダーを独自の発酵システムで乳酸発酵させたものを【孟宗ヨーグルト】と言います。

成長した若い竹(3年物までの竹)が軟らかくて原料には最適です。

孟宗ヨーグルトは農林水産省に【A飼料】として認定を受けていて、家畜に安心して給与出来る竹パウダーなのです。

乳酸菌を多く含みますので、まさに【家畜版ヨーグルト】と言えます。

その乳酸菌の数、私の知りうる限りでは、1gあたり最高9,600,000,000,000個(9.6兆個)の乳酸菌を検出したとの話も聞いておりますが、安定してその数出すのは難しいと言います。

孟宗ヨーグルトを飼料として与えると?

孟宗ヨーグルトの乳酸菌プラス多孔質が家畜の腸内に働きます。

ご存知の通り、善玉菌と言われる乳酸菌が悪玉菌を抑制します。それに加えて竹特有の多孔質構造が腸内の有害物質を吸着します。

乳酸菌+多孔質+キシロオリゴ糖!

それから、孟宗竹にはキシロオリゴ糖と言う成分が含まれております。

キシロオリゴ糖は動物の腸内に生息しているビフィズス菌を増殖させる働きがあり、腸内環境を良くし、耐病性をアップさせます。

【乳酸菌+多孔質+キシロオリゴ糖】が、家畜の腸内環境改善、家畜の健康維持に働くのです。

それから、家畜の排泄物の臭いを軽減します。多孔質が家畜の腸内で働き、溜まったガスや臭いをも吸着してくれます。

孟宗ヨーグルトはまさに、【家畜用サプリメント】だと言えます。

孟宗ヨーグルトの成分表

孟宗ヨーグルトの飼料としての主な成分表は次の通りです。

水分 粗繊維 糖質 粗タンパク質 粗脂肪 粗灰分 リグニン、ヘミセルロース
原物 49.77% 25.05% 1.51% 3.64% 0.15% 1.49% 18.39%
乾物 5.38% 49.88% 3.00% 7.24% 0.30% 2.96% 31.24%

※但し、竹の状態、製造の方法により違いがあります。

孟宗ヨーグルトは園芸用でも使える!

孟宗ヨーグルトは竹パウダーですので、もちろん竹パウダーと同じように、園芸用として畑に施用したり、プランターなどに施用したり出来ます。飼料用でも土壌改良用でも安心して使用出来るのです!

孟宗ヨーグルトを使用した方々の感想

孟宗ヨーグルトを飼料用に使用している方々の感想や言葉は次の通りです。

1.牛、豚、鶏の食欲が増した。

2.牛、豚、鶏が病気しにくくなった。

3.牛の毛並みが良くなった。

4.牛の体つきが良くなった。

5.牛、豚、鶏の肉質が良くなった。

6.牛、豚、鶏の糞臭が減少した。

7.鶏の卵の黄身が丈夫になった。

8.鶏の卵の殻が丈夫になった。

9.牛、豚、鶏の飼料のコストが減少した。

10.乳牛の乳量が増えた。

11.出荷までの日数が短縮された。

12.畜舎の臭いが軽減した。

13.排泄物を堆肥として園芸用に使用すると野菜がよく育ち、糖度がアップした。

などなどあります。

使用方法

1.繁殖牛、肥育牛

1日の飼料給与量に対して3%を添加します。

2.養豚(肉豚)

出荷前の1~1.5カ月前に1日の飼料給与量に対して3%を添加します。

3.養鶏(採卵・ブロイラー)

1日の飼料給与量に対して2%を添加します。

孟宗ヨーグルトの販売

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家畜の排泄物の脱臭、堆肥発酵促進用として

竹パウダーには脱臭作用がある。

孟宗ヨーグルトを家畜に飼料として与えると、排泄物の臭いを抑制してくれます。

飼料用ではない普通の竹パウダーでも畜舎の床面にパラパラとふりかけるように撒くと、畜舎の臭いが軽減します。

竹パウダーの多孔質構造が臭いを吸着します。

竹パウダーは堆肥の発酵を促進する。

堆肥の上に、竹パウダーをパラパラと撒いて攪拌(混ぜ合わせること)します。

堆肥の発酵を促進するとともに臭いを抑制します。

使用方法

1.畜舎の臭い抑制

畜舎の床面に10平方メートル当たり1kgの竹パウダーを撒きます。

2.堆肥の発酵促進

堆肥10kg当たりに2kgの竹パウダーを撒き、堆肥と混ぜ合わせます。

生ゴミ消臭・コンポスト用として

生ゴミの臭いを軽減する

竹パウダーの多孔質が臭い吸着に働きますので、生ゴミにふりかけると臭いを軽減します。

生ゴミコンポスト用として

竹パウダーは生ゴミコンポストにも効果を発揮します。

家庭の生ゴミに竹パウダーをふりかけると、生ごみの発酵を促進します。

その際に竹パウダーが生ゴミの水分を吸い取ってくれるとともに、生ゴミの臭いも軽減されます。

使用方法

1.生ごみの臭い軽減

生ゴミ1kgに対して100g~200gの割合で生ゴミの上にふりかけます。

2.生ゴミコンポスト

生ゴミ1kgに対して200gをふりかけて生ゴミと混ぜ合わせます。

まとめ

①~④の効果と使い方を表にまとめました。

竹パウダーの種類・用途 使い方 使用量 効果
竹パウダー:園芸用(田んぼ・畑・花壇) 土に鋤き込んで混ぜ合わせる 1a当たり5~10kg 土壌改良、有用微生物増殖、病害菌抑制、連作障害抑制、保水性・保肥性・通気性・透排水性アップ、作物の発根促進・成長促進・耐病性アップ・糖度アップ
竹パウダー:園芸用(鉢・プランター) 土、堆肥、肥料と混ぜ合わせる 土、堆肥、肥料全体の量の3% 土壌改良、有用微生物増殖、病害菌抑制、連作障害抑制、保水性・保肥性・通気性・透排水性アップ、作物の発根促進・成長促進・耐病性アップ・糖度アップ
竹パウダー:生ゴミの臭い軽減 生ゴミにふりかける 生ゴミ1kgに対して100g~200g 生ゴミ脱臭効果
竹パウダー:生ゴミコンポスト 生ゴミと混ぜ合わせる 生ゴミ1kgに対して200g 生ゴミ発酵促進効果、生ゴミ減量効果
竹パウダー:畜舎の臭い抑制 畜舎の床面にまく 10平方メートル当たり1kg 畜舎の臭い抑制効果
竹パウダー:堆肥の発酵促進 堆肥と混ぜ合わせる 堆肥10kg当たり1kg 堆肥の発酵促進効果、堆肥の臭い抑制効果
孟宗ヨーグルト:飼料用(繁殖牛・肥育牛) 飼料に添加 1日の飼料給与量の3% 健康維持効果、腸内環境改善効果、食欲増進効果、耐病性向上効果、肉質向上効果、排泄物悪臭抑制効果
孟宗ヨーグルト:飼料用(養豚・肉豚) 出荷の1~1.5か月前に飼料に添加 1日の飼料給与量の3% 健康維持効果、腸内環境改善効果、食欲増進効果、耐病性向上効果、肉質向上効果、排泄物悪臭抑制効果
孟宗ヨーグルト:飼料用(養鶏・採卵・ブロイラー) 飼料に添加 1日の飼料給与量の2% 健康維持効果、腸内環境改善効果、食欲増進効果、耐病性向上効果、肉質向上効果、卵質向上効果、排泄物悪臭抑制効果

竹には無限の可能性が秘められており、竹から作られた竹パウダーにもまた無限の可能性が秘められております。

このように、竹林をただ伐採するのではなく、伐採された竹を様々な形で活かす工夫が成されております。

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2019年2月15日 5:44 PM

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